<ダービー:1週前追い切り>
皐月賞馬エポカドーロ(牡、藤原英)はCウッドで軽快な動きを見せた。古馬1600万のコーカスを10馬身以上追走し、最後は併入。岡田騎手(レースは戸崎騎手)の騎乗で、時計は6ハロン86秒5-11秒8だった。藤原英師は「予定通り。体調維持やな」と、静かにうなずいた。
目標だった皐月賞を制したが、今度はさらに400メートル距離が延びる。その対策について師は「いろいろあるけど、日ごろから毎日乗ってるからな。何かをやりすぎると馬も戸惑う。微妙なところ」と、馬の状態優先で調整を重ねている。
母系は短距離血統も、父が3冠馬オルフェーヴルだけに期待は広がる。操縦性に優れた性格も未知の距離をこなす下地になる。「すごく自分をコントロールできるし、すごく扱いやすい馬やから。皐月賞を勝つんだからポテンシャルは間違いない。馬を信じてやる」。2冠へ、力を込めた。