ジンクスを破り、3歳デビュー馬として136年ぶりにケンタッキーダービー馬に輝いた4戦4勝のジャスティファイ(牡3)が、19日(日本時間20日)、舞台を東部のボルティモアに移して2冠目のプリークネスS(G1、ダート1900メートル)に臨みます。

 粘土を溶かしたような不良馬場だったとはいえ、逃げるプロミシズフルフィルド(20頭立て15着)と雁行(がんこう)して3コーナー手前先頭からライバルを2馬身半突き放したレースぶりは衝撃でした。最新のレーティングは、3年前の3冠馬で同じB・バファート厩舎にいたアメリカンファラオと同じ124となりました。

 現時点のプリークネスS出走予定は8頭。米国で前売りしているラスベガスのカジノホテルのオッズも軒並み1・5倍前後の大本命です。プリークネスSには新顔も参加しますが、単勝5倍の2番人気はケンタッキーダービー2着のグッドマジック(牡3)で、再戦ムードが漂っています。

 ここに2頭の所属馬を出走させる予定のD・ルーカス師はバファート師と同じくプリークネスSに6勝している名伯楽ですが、マスコミにジャスティファイのことを聞かれて「(3冠の)グレートチャンス」と、友人でもあるバファート師にエール? を送っています。

 昨年は単勝2・2倍のダービー馬オールウェイズドリーミングが8着に負けてしまったように激戦から中1週のハードスケジュールは思わぬ波乱も起こします。しかし危なげない競馬で勝ち続けているジャスティファイに死角は見当たりません。あえて探せばダービー後に見られた左後肢の軽微な炎症でしたが、バファート師は先週末にチャーチルダウンズ競馬場で長めの追い切りを敢行して、その不安を一蹴しました。

 ボルティモア入りは水曜の予定。アメリカンファラオの時と同じように、警察の先導でボルティモア・ワシントン国際空港からピムリコ競馬場に入ることになっています。【奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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