<京王杯SC>◇12日=東京◇G2◇芝1400メートル◇4歳上◇出走18頭◇1着に安田記念優先出走権

 4番人気のムーンクエイク(せん5、藤沢和)が、1分19秒5のコースレコードで勝ち、重賞初勝利を飾った。中団やや後方の位置から直線で鋭く伸び、ゴール寸前でキャンベルジュニアを頭差差し切った。今後は6月3日東京の安田記念(G1、芝1600メートル)に臨む。

 ムーンクエイクが前を行く馬を捉えにかかる。ゴールまであと100メートル。先に抜け出したキャンベルジュニアを外から襲う。さらにその外からは僚馬のサトノアレスが迫ってきた。2頭の真ん中から頭ひとつ抜けた先がゴールだった。

 ルメール騎手が声を弾ませる。「最後は併せる形で我慢して走っていた。ガツンと来た。楽しかった」。勝負根性を見せての勝利に、興奮した様子だった。デビュー時は力がありながら、気性的なものがあり、勝ちきれなかった。3歳夏の去勢後は、安定して力を発揮できるようになった。藤沢和師は「もともと期待が大きかった馬。それがやっと安定して力を出すようになった」と言う。重賞初挑戦だったが、ポテンシャルの高さを証明してみせた。

 次走は安田記念。藤沢和厩舎は今レース3着のサトノアレス(牡4)、先週のNHKマイルCで12着と大敗したタワーオブロンドン(牡3)と3頭出しの予定。中でもこの日の勝ち馬にかかる期待は大きい。ルメール騎手は「スピードがあるし長い脚も使える。マイルは大丈夫」と太鼓判を押す。G1の舞台でも、コースレコードを樹立した強烈なスピードを見せつける。【三上広隆】

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