<厩舎別注目2歳馬:木村厩舎>

 来年のクラシックホースを探せ! 6月から始まる2歳戦を前に、日刊スポーツでは東西有力厩舎を徹底取材。「POG特集」として水曜付の紙面で連載する。第1回は美浦・木村厩舎。

 美浦の木村厩舎は重厚な布陣で精鋭ぞろいだ。オルフェーヴル産駒のヒルダズパッションの16(牡)は雄大な馬格が目を引く。母は米G1を含めて重賞5勝の名牝。木村師は「母は期待の繁殖牝馬で、いつ超大物を出してもおかしくない血統。期待は大きい」と目を細める。オルフェ産駒のエポカドーロが皐月賞でクラシック初制覇を果たすなど勢いもある。

 ブラックタイド産駒のゴッドフェニックスの16(牡)も師が「期待しています」と目を輝かせる1頭。父は昨年の年度代表馬キタサンブラックを出した。「線がきれいなところにボリュームが付いてくれば本当に楽しみ。外れのない血統で、芝の中長距離で」。

 ロードカナロア産駒のモシーンの16(牝)はプリモシーンの半妹。「年を越してどんどん良くなっている。デビューは秋になると思う」。他にもゼーヴィントの全弟のシルキーラグーンの16(牡、父ディープインパクト)は「安定していい子を出している」、ロードカナロア産駒のメテオーリカの16(牝)も「ディープ肌にロードカナロアで、日本の近い将来を占う配合。魅力ある」と力が入る。【山田準】

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】