<中山グランドJ>◇14日=中山◇J・G1◇芝4250メートル◇4歳上◇出走12頭

 オジュウチョウサン(牡7、和田正)が、圧倒的なパフォーマンスを見せてJ・G1・5連勝を達成した。2着に大差をつけて、従来の記録を3秒6も上回る4分43秒0のレコード勝ち。数々の記録を塗り替える歴史的な勝利となった。

 オジュウチョウサンの底力に、石神騎手は驚いた。4角手前で馬が自ら先頭に立った。意図したものではない。「本当はもう少し我慢したかった。4角で馬に引っ張られた。あれだけの距離を走った馬が引っ張るのだからすごい」。そう感心しながら振り返った。

 レースは逃げるアップトゥデイトの少し後ろの2、3番手で運んだ。前走の中山大障害は同馬の大逃げに苦戦し、ゴール寸前で捉える際どい勝利だった。その反省から石神は「アップとは離されないような位置で競馬する作戦」に出た。思惑通りに競馬が進む。直線で先頭に立ってからがこの馬の真骨頂だ。抜け出しても気を抜くことはなく、あとは引き離すだけ。ゴールに飛び込む瞬間に大歓声を挙げた約3万人の観客は、掲示板に結果が示されると驚嘆した。タイムは4分43秒0のレコード。2着アップトゥデイトに2秒4差の大差勝ち。G1の大舞台で圧倒的な力差を見せつけた。

 和田正師は「すごい馬だと思う」と語った。昨年の中山大障害後、阪神などを使って今レースに臨むプランもあったが、順調さを欠いてぶっつけでの参戦となった。過去のG1・4勝とは違う臨戦過程。それをまったく問題にしなかった。「年齢を重ねてカイバをよく食べるようになり、なかなか体重が減らなくなった。そういう変化にこちらもしっかり対応しなくては」と締めくくる。次走などは未定だが、12月の中山大障害が最大の目標。「もう勝ち続けるしかない」。さらに記録を伸ばしていくつもりだ。【三上広隆】

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