<追い斬り激論:皐月賞>

 回避の2歳王者ダノンプレミアムに取って代わるのは!? 皐月賞(G1、芝2000メートル、15日=中山、5着までダービー優先出走権)の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。美浦の山田準記者がスプリングSを制したステルヴィオ(牡3、木村)を絶賛すれば、栗東の木村有三記者はワグネリアン(牡3、友道)を猛プッシュして「追い斬り激論」を展開した。

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 山田 子供手当に手をつけた木村じゃねえか。

 木村 それは誤解です。銀行残高が急に増えたんで、会社から交通費が振り込まれたと勘違いして、少し馬券に使っただけです。子供の入学金を借金返済に充てた先輩には負けますよ。

 山田 どっちもどっちだな。オレは皐月賞で入学金代を取り返すぞ。

 木村 追い切りでいい馬を見つけたんですか?

 山田 ステルヴィオだ。美浦ウッドでアーチキング(古馬1000万)を追走。内から脚を伸ばしてゴールは首だけ先着した。ゴール後も気を抜かせず負荷をかけて万全。木村師も「日ごとに段々、活力が出てきたかな」と満足顔だった。

 木村 昨年の朝日杯FSは僕も◎でした。2000メートルの距離は持ちますか?

 山田 ノープロブレム!

 木村 先輩は問題だらけなのに?

 山田 バカぬかせ。オレはともかく、ステルヴィオは2000メートルの距離うんぬんの、そんな次元の馬じゃない。木村師は「あんまり不安はないと思う。2000メートルの方が楽なんじゃないかな」と自信ありげだった。先週の桜花賞を快勝したアーモンドアイと同じロードカナロア産駒。師も「(同産駒が)強いなと思ってますし、これから日本の生産界を背負っていける種馬になるかも」と期待大だ。

 木村 でも、やはり強いのはディープインパクト産駒でしょう。僕はワグネリアンに魅力を感じます。

 山田 16番人気のツヅミモンに◎を打った桜花賞とは一転して、人気どころを推奨してきたな。

 木村 うっ・・・。まあ聞いてください。最終追い切りは栗東Cウッドを馬なりで6ハロン86秒1-13秒0。控えめでしたが、動きは素軽かったです。1週前に福永騎手が乗ってラスト11秒4と鋭い伸びを見せてますし、友道師からは「先週の時点である程度仕上がっている。今が一番リラックスしている。本当に状態はいい」と絶好調宣言が出ましたよ。

 山田 多頭数の経験がない点は、どうよ?

 木村 今回は逃げ、先行馬が多く、馬群は縦長になりそう。中団から後方で運ぶワグネリアンでも、さばきやすくなるはずです。師も「流れが速くなると思うし競馬はしやすい」と想定していました。

 山田 なるほどな。ステルヴィオもワグネリアンも、回避した2歳王者ダノンプレミアムには負けていた。木村師は「ダノンプレミアムの関係者の心中を察すると・・・。チャンスが来たとか、そういう心境にはなれなかった。あの馬の名前を汚さないためにも、変な競馬はしたらいけない」と力が入っていたぜ。

 木村 青春ドラマのようないい話ですね。

 山田 オレたちも、皐月賞で爆勝ドラマの主役になろうぜ。

 木村 大敗して爆笑されないようにしないと・・・。

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