<金鯱賞>◇11日=中京◇G2◇芝2000メートル◇4歳上◇出走9頭◇1着馬に大阪杯優先出走権

 スワーヴリチャード(牡4、庄野)が重賞3勝目を挙げた。2着に0秒1差だが、直線では追い出しを待つ余裕があり、着差以上に強い勝ちっぷり。勝ちタイムは2分1秒6だった。強い4歳世代の代表格が、大阪杯(G1、芝2000メートル、4月1日=阪神)で念願のG1タイトルを狙う。

 好メンバーがそろう大阪杯のステップで、スワーヴリチャードは単勝1・6倍と圧倒的な支持を受けていた。大きな期待を背負って、初めて中京のターフに立った。9頭立ての大外枠。スタートを決めると、道中は3番手を取りに行った。前走の有馬記念は14番の外枠が影響。直線では苦しくなっていた。「有馬記念みたいになるのは嫌だった。逆に前に行った方がいいと思った」とM・デムーロ騎手は考えていた。

 前に壁を作れなかった影響で道中はやや力みが見られた。向正面で再び前へ。ハナを切ったサトノノブレスが少しペースを上げたため、2番手で折り合った。直線では追い出すタイミングを待てるほど余裕たっぷり。左回りが得意なサウスポーぶりを発揮した。ゴール前でエンジン全開。逃げ切りを図るノブレスをとらえた。鞍上は「素晴らしかった。強いです。これからが楽しみです」とすがすがしい表情だった。

 4歳になって、成長もある。この日は馬体重プラス10キロでの出走。庄野師は「体は太くなかった。筋肉も盛り上がって、腰にも筋肉がついた」と言い、M・デムーロ騎手も体の成長を感じていた。

 昨年はダービーで2着。有馬記念では勝ち馬に0秒2差の4着と、あと1歩のところでG1タイトルを逃した。「今年、何とかG1タイトルをと思っている」と師も気合が入る。狙うは大阪杯での初タイトル。飛躍を期すシーズンに、好発進を決めた。【辻敦子】

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