<フィリーズレビュー>◇11日=阪神◇G2◇芝1400メートル◇3歳牝◇出走18頭◇1~3着まで桜花賞優先出走権

 1勝馬のリバティハイツ(牝3、高野)が直線で鋭く伸びて快勝した。1分21秒5の好時計で、桜花賞の有力候補に躍り出た。木曜日の抽選を突破して参戦にこぎつけた幸運馬が、素質の高さを発揮。2着アンコールプリュ(牝3、友道)、3着デルニエオール(牝3、池江)も優先出走権を得た。

 黄色と黒の勝負服が、直線の坂を勢いよく駆け上がった。内でひしめくライバルたちを次々にとらえ、体半分だけ抜け出したところがゴール板。外から迫ってきたアンコールプリュも余裕で抑え、桜花賞の優先出走権と重賞のタイトルも手にした。「いい脚で抜け出してくれた。権利を取れて良かったです」。冷静な騎乗で勝利に導いた北村友騎手は笑顔を見せた。

 2走前に未勝利戦を勝ったばかり。週明けの段階ではフィリーズレビューに出られるかも未定だった。収得賞金400万円の馬による8分の5の抽選を突破して出走。「血統的にも能力的にも、桜花賞へ行かなければいけないと思っている馬。出られて良かった」。アネモネSに出走したラテュロス(7着)に同行して中山競馬場にいた高野師も快走に胸をなで下ろした。

 自信を持っての参戦に、米国G1・2勝馬ドバウィハイツを母に持つ良血馬は見事こたえた。「乗りやすい馬だけど、今日はいい意味で前進気勢が出ていた。力をつけている」と鞍上も進化を感じ取った。

 「とても冷静な馬でむきにならないから、直線で集中して走れる。今は冬毛がすごいけど、これから見た目も良くなるでしょう」と桜花賞本番に手応えを得た高野師は、福島競馬場の近くで育った。厩舎の開業は11年3月1日。東日本大震災が発生する10日前だった。あれから7年。「もちろん思うところはあります。だからと言って、なんていえばいいのか・・・。言葉が見つからない」。ただ静かに故郷へ思いをはせた。【岡本光男】

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