中山8Rでは今月末で引退する小島太師(70)が管理するメンデンホールが、先行馬が残る展開をはねのけ、ゴール寸前で差し切った。
2着馬とはわずか鼻差。横山典騎手はゴール後に珍しく左腕を振り上げ、会心の一撃を喜んだ。師にとっては調教師生活476勝目。騎手時代の1024勝を合わせて、引退週にホースマン人生1500勝を達成した。横山典騎手は「先生の最後の運が残っていたかな」と笑顔。小島太師は「あのガッツポーズで勝っていると分かったよ。子どもたちに言われるまで1500勝は意識していなかった。たやすい数字じゃない。まあ、明日もあるけどな」と、中山記念ディサイファで有終の美を目指す。