今月で定年引退する尾形充弘師(70)が、最終週の競馬でJRA通算800勝を達成した。中山2Rのシャイニーロケットが直線で抜け出し、区切りの勝利を決めた。史上35人目、現役では4人目。8093戦目での達成となった。
「自分にとっての区切りだから、うれしいね。これで(今週使う予定の)馬を全部引き上げてもいいかな。いやいやあと2、3は勝たないと」と冗談交じりに喜びを語った。レースの表彰式後は、ファンから異例の調教師へのサイン攻め。「ありがたいこと。王手をかけてからなかなか勝てなかったけれど、達成できて胸のつかえが取れた」と喜んでいた。