<小倉大賞典>◇18日=小倉◇G3◇芝1800メートル◇4歳上◇出走16頭

 1番人気のトリオンフ(せん4、須貝)が3連勝で重賞初制覇を果たした。オープン昇級直後とは思えない、堂々たる勝ちっぷりだ。中団前方の外から3コーナーで馬なりのまま進出を開始。直線はムチなしで追われ、独走に持ち込んだ。2馬身半差の完勝だ。レース史上最多となる4勝目を挙げた川田騎手は「期待通り。自分の競馬に徹して、最も脚を使いやすいようにレースを運びました。まだこれからも楽しみです」と手放しでたたえた。

 デビュー直後は気性に難を抱えて伸び悩んだが、昨年春の去勢を機に成績が安定した。500万の身だった昨夏以降で4勝を挙げ、重賞勝ち馬にまで上り詰めた。須貝師は「それにしても強い勝ち方。オーナー((株)KTレーシング)の初重賞だしうれしい。うまく王道へ乗ってくれれば」と目を細めた。次戦は様子を見て決める見通し。強力4歳世代にまた1頭、新星が登場した。【太田尚樹】

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