<共同通信杯:追い切り>

 日曜東京メイン共同通信杯(G3、芝1800メートル、11日)の最終追い切りが8日、美浦トレセンで行われた。1戦1勝サトノソルタス(牡3、堀)は、ウッドコースを力強い脚取りで駆け抜けた。約3カ月の休み明けだが、素質は高く堀厩舎の秘密兵器。短期免許で今週から騎乗するライアン・ムーア騎手(34)を鞍上に、勝ってクラシックに名乗りを上げる。

 脚色はサトノソルタスが優勢に見えた。外のサトノマックス(古馬500万)を2馬身追走して3ハロンから馬体を併せた。強めに追われたパートナーと馬なりのまま併入。5ハロン67秒8、ラストは12秒8とまとめた。1月初旬に放牧先から帰厩後、丹念に乗り込まれた。約3カ月ぶりの一戦。森助手は「休み明けですが動きは良かったですし、力を出せる仕上がり」と評価した。

 1戦1勝馬は過去10年で6頭出走し、勝ったのは15年のリアルスティールだけ。3年ぶりのキャリア2戦目Vがかかるソルタスは、天皇賞・秋と同じ日に行われた昨年10月の新馬戦で不良馬場を好位から抜け出した。極悪馬場をものともしない根性、鞍上の指示に瞬時に反応するセンスの良さ。素質を秘めるディープインパクト産駒は堀厩舎の“隠し玉”。休み明けでも、重賞で即通用するだけの期待をかけられている。

 強力なパートナーも得た。日本のG1で7勝を挙げるムーア騎手が、短期免許で今週から騎乗。同騎手はこの日、打ち合わせなどで美浦トレセンに姿を現した。調教にはまたがらなかったが「堀さんに頼まれて日本に来ました。いろいろいい馬に乗せてもらっているので楽しみにしている」と笑顔でコメントした。

 日曜の東京は雨予報。馬場悪化が予想され、ソルタスには大きなアドバンテージになりそうだ。先週はきさらぎ賞をサトノフェイバーがキャリア2戦目で制覇。今週も「サトノ軍団」からまた1頭、クラシック有力候補が誕生する。【久野朗】

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