今週の中山メインはAJCC(G2、芝2200メートル、21日)。

 一昨年の覇者ディサイファは、9歳で2度目の戴冠を狙う。17日は坂路の併せ馬で53秒6-12秒1の好時計。小島太師は「(ゴールした後の)坂の下りで止まらなかったのは初めて。勢いがあったな。最近は運動量も増えている。これまでで出来は一番いい」と太鼓判を押す。

 筋肉の質が良く、体が柔らかい。これも長持ちの秘訣(ひけつ)だろうが、冬場に高齢馬が活躍する理由をこう語った。「体の変動が少ない。寒い時期は脂肪がたまったり冬毛が伸びたりするが、年齢を重ねて経験を積むと、気候の変化に体が勝手に順応する。その分、調子の波が小さいのかもしれない」。

 今回は5年4カ月ぶりに蛯名騎手とコンビを組む。「1ハロン長いが、うまくコントロールしてくれたら」と師。冬場で時計のかかる馬場は歓迎。ベテランの手綱さばきが古豪復活を後押しする。【水島晴之】

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