史上最多タイのJRA・G1・7勝、歴代トップのJRA獲得賞金18億7684万3000円を手にした最強馬キタサンブラック(牡6、清水久)の引退式が7日、京都競馬場で行われた。12R終了後、芝コースで雄姿を披露。大歓声で見送った1万8000人のファンに北島三郎オーナー(81)は「まつり」の熱唱で恩返しした。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。

 マイクを握る手に力を込め、サブちゃんがゆっくりと口を開いた。

 祭りだ 祭りだ 祭りだ キタサン祭り

 俺もどんとまた 頑張るよ

 これが競馬の 祭りだよ

 皆さん ほんとに ありがとう

 両目は真っ赤。時折、声が詰まった。「(歌うつもりは)全然なかったんです。でも皆さんの温かさが・・・。これだけ寒い中で見送ってくれた。生で声を出さないと、気持ちが許せなかった。感謝の気持ちです」。1万8000人のファンの大拍手とともに、ブラックの花道を彩った。

 自身は16年9月に頸椎(けいつい)症性脊髄症を手術。予定していたコンサートを延期した。そんな時、愛馬が走る姿に励まされた。この日、芝コースを駆け抜けたブラックは闘志満々だった。まだまだ現役でやれそうだ。そんな中での引退は最後の親心。「歴史と感動を与えてくれたブラック。咲かせた立派な大輪を枯らしたくないんです」。種牡馬という新たな道へ進む、大好きな息子。「立派なお馬さんを出してくれるんじゃないかな。その子たちが走る姿を見るまでは、倒れられないなあ」。これからもサブちゃんの支えであり続ける。【柏山自夢】

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