中央、地方を合わせて史上最多のG1・11勝を挙げたコパノリッキー(牡8、村山)の引退式が6日、京都競馬場で行われた。

 15年フェブラリーSで連覇した際のゼッケンをつけ、同レースで騎乗した武豊騎手を背に登場すると、初の芝コースを軽やかに駆け抜けた。

 G1・11勝のうち5勝を導いた鞍上は「芝の走りもいいね」と笑顔を見せつつ「僕が苦しい時期に勝ってくれた馬。ゴールドアリュールと2代続けてG1で勝てたので、またリッキーの子に乗りたい」と新たな夢を披露した。

 今後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入りする。種付け料は80万円でシンジケート60口はすでに満口。「ドクター・コパ」こと小林祥晃オーナーは「ダービーに出るプランもあった馬。芝の馬への種付けも、お願いしようと思っている」と明かした。

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