デビュー3年目の藤田菜七子騎手(20)が、7日中山のフェアリーS(G3、芝1600メートル)でジョブックコメン(牝3、小桧山)に騎乗することが4日、決まった。タレント萩本欽一(76)の所有馬(名義は萩本企画)で重賞初制覇に挑む。JRA重賞は昨年12月のステイヤーズS(サイモントルナーレで10着)以来、6度目の騎乗になる。

 抽選を突破して出馬が確定したこの日、藤田騎手は「小桧山先生に声をかけていただき、重賞に乗せてもらえる機会をいただいて感謝しています」と声を弾ませた。同馬には調教を含めて初騎乗だが、準備に余念はない。「乗ったことはありませんが、自分なりにイメージは持っています。重賞もそうですし、目の前の1勝を目指して頑張りたい」と前を向く。

 ジョブックコメンは7戦して6回馬券に絡む超堅実派。3日にウッドで追われ、馬なりでしまい12秒9と軽快に駆け抜けた。日頃から縁を大事に「若手にもチャンスを与えたい」と話す小桧山師が、馬主の欽ちゃんと相談して藤田騎手に騎乗を依頼。かつて“視聴率100%男”と呼ばれ、多くのスターを育てた欽ちゃんは「馬は堅実でいい子だけど、輝き、華やかさだけが足りない。だから菜七子ちゃんの輝きが欲しくて依頼したの。菜七子ちゃんなら、とんでもない奇跡を起こしてくれそうな予感がする。楽しみ」と話した。

 欽ちゃんの熱い期待を受ける藤田騎手は、年明けに地元の友人らと初詣に行き、おみくじで大吉を引き当てたという。「いいくじを引いたので、そこだけ信じて頑張りたい」。優れた馬だけが本に載る、という意味で欽ちゃんが名付けたジョブックコメンに、ナナコが輝きを添えられるか注目だ。【山田準】

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