<柏山自夢・MyDream:朝日杯FS>

 底なしの魅力を感じさせる馬が2頭いる。ダノンプレミアム、そしてタワーオブロンドンだ。上位に取ったのは後者。多彩なレース運びを買った。逃げ切り、外差し、そしてインで脚をためての抜け出し勝ち。全3勝は枠と相手関係に応じて、全く違う形で挙げてきた。2歳馬の多頭数戦となれば、展開は予測困難。それでもタワーなら動じない。今年のダービーを制したレイデオロと同じ、ルメール騎手×藤沢和厩舎のコンビ。大一番に向けて施してきた教育を必ずや実らせる。

 母の母シンコウエルメスは藤沢和厩舎の所属馬だった。調教中に安楽死寸前の重傷を負ったが、陣営の英断と懸命の介抱で命をつないだ。それから21年。エルメスの恩返しがかなう。単勝(3)。馬連(3)-(1)(5)(11)(7)(8)(10)(12)。(大阪駐在)

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