<有馬記念:1週前追い切り>

 サトノクラウン(牡5、堀)が14日、有馬記念の1週前追い切りを行い、正式に出走することを決めた。美浦ポリトラックで、キャンベルジュニア(古馬オープン)を1馬身追走。しまいはいっぱいに追われて、ほぼ併入に持ち込んだ。時計は5ハロン65秒6-11秒5。森助手は「少し遅れた感じもありますが、時計は出ていたし、相手も動く馬ですから」と語った。

 前走のジャパンCでは10着と大敗。「前走の敗因がはっきりしない。直線で自分からやめてしまっていた。あらためてこの馬の難しさを感じた」と振り返る。この中間は「坂路はルーティーンで慣れてしまった面もある」ため、ポリトラック、ウッドを交えて調整。鞍上には、14年東京スポーツ杯2歳S(1着)以来、2度目のコンビとなるムーア騎手を手配。万全を期して、暮れの大一番での巻き返しを狙っている。【三上広隆】

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