<阪神JF:追い切り>

 無傷での戴冠へ、手応え大だ。2戦2勝馬マウレアが美浦ウッドで粘り強く伸びた。嶋田騎手(レースは戸崎騎手)を背に、ロードライト(2歳500万)に3馬身追走、3馬身先着した。5ハロン68秒6-13秒7。古馬牡馬ですら時計を要すタフな馬場。さすがに最後は苦戦したが、手塚師は「動きは良かったし、何の不安もない」と笑顔で話した。

 全姉は桜花賞馬アユサン。12年阪神JFで7着に敗れた姉のかたき討ちを任された。手塚師は「現時点での完成度は上。これまでの経験が生きれば」。新馬戦、赤松賞は馬群を割る競馬。フルゲートの阪神マイルでも、切れのある末脚を引き出せる勝負根性を備える。「あとは輸送で体が減らなければ。もともとが細い馬なのでね」と師。14年から関東馬は3連勝中。11年ジョワドヴィーヴル、14年ショウナンアデラの2頭の優勝馬を輩出するディープインパクト産駒が、関東馬4年連続Vを狙う。【松田直樹】

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