<ステイヤーズS>◇2日=中山◇G2◇芝3600メートル◇3歳上◇出走10頭

 アルバート(牡6、堀)が3連覇を達成した。単勝1・3倍の圧倒的1番人気に推され、中団から直線で抜け出し2着フェイムゲームに2馬身半差の快勝。3分43秒0の時計は、3連覇中最速のタイムだった。JRA同一重賞3連覇は、13~15年阪神大賞典のゴールドシップ以来で史上10頭目。今レースでは初になる。

 今年もトップでゴールを駆け抜けたのは、アルバートだ。道中は中団に位置を取る。4角手前から前をうかがい、直線で一気に抜け出した。昨年は首差勝ちだったが、今年は2馬身半差の危なげない勝利。この完勝劇で3年連続の同一重賞制覇となった。さらに3分43秒0の勝ち時計は、昨年より4秒4、4歳時より2秒9も速い。騎乗したムーア騎手が淡々と言った。「調教師が3年間、年齢を重ねているにもかかわらず、同じ状態で準備してくれているおかげ」。勝利も当然といった様子だった。

 林正道オーナーは「本当にこの馬には頭が下がります」と快挙に感激していた。今年はメルボルンC出走プランもあったが大事を取って回避。「迷いましたが、直行便が出ないことと、馬場も硬く馬に合わないのではということでやめました」と打ち明ける。

 だが、さらに上のレースを勝つことは目標にある。「私は天皇賞を取りたいという気持ちを以前から強く持っています。ステイヤーズSはこの馬に合っていると思うけれど、もうひとつ上のレースを」と語った。ムーアも「もっと大きなレースを勝たないといけない馬」と言う。今後は来年4月29日の天皇賞・春(G1、芝3200メートル=京都)を目標に予定が組まれることになりそうだ。【三上広隆】

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