社台スタリオンステーションが来年度から新たに種牡馬として昨年の米チャンピオンスプリンター、ドレフォン(牡4)の導入を決めたことがわかった。同馬はアメリカの名伯楽ボブ・バファート師の管理馬として、昨年のキングズビショップS、BCスプリント、今年のフォアゴーSでダートのG1を3勝している。

 2歳秋の初勝利から昨年のBCスプリントまで5連勝し、昨年のエクリプス賞最優秀スプリンターに輝いた馬。今年は初戦のビングクロスビーSでスタート直後に落馬競走中止となったものの、仕切り直しのフォアゴーSを4馬身差で圧勝した。BCスプリントは6着で連覇はならなかったが、通算9戦6勝で引退。日本を代表する種馬場で種牡馬となることが決まった。

 父ジオポンティは芝のG1を7勝した馬で芝で通用する血統背景を持ち、自身は1歳時のセールで45万ドルの高額で購買された経歴を持つ。社台スタリオンステーションの関係者は「1400メートルのG1を2勝していますが、バファート師(3冠馬アメリカンファラオ、アロゲートなどを多くの名馬を管理)が距離はマイル以上あっても問題ない、ブリリアントスピードと評していた馬です。突出したスピードがあったために短距離を走っていましたが、母父がゴーストザッパーで距離に対応する産駒も出てくるし、とにかく馬体、フットワーク、現役時のレース内容が素晴らしく、血統面から産駒が日本の芝レースで活躍する下地が十分にあります」と日本での活躍を期待している。

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