<富士S:追い切り>
土曜東京メイン・富士S(G3、芝1600メートル、21日=1着馬にマイルCS優先出走権)の追い切りが18日、東西トレセンで行われた。京成杯AHで重賞ウイナーの仲間入りをしたグランシルク(牡5、戸田)は、ウッドコース単走追いで軽快な動きを見せた。
5ハロンから14秒9-13秒7と加速。1ハロンで約1秒詰める理想的なラップを刻み、流れるようにコーナーを回る。直線も軽く促した程度で、上がり38秒5-13秒3(馬なり)をマークした。戸田師は「先週、併せてしっかりやっている。疲れもなく順調にきています」。状態は引き続き良さそうだ。
以前のように力む面がなくなり、鞍上が仕掛けたいタイミングで動けるようになったのが、重賞制覇につながった。「追ってすぐに反応しないが、今はそれをカバーできる。道悪もこなせるし、今回もいいところを見せてほしい」と師。重賞連勝へ態勢は整った。【水島晴之】