28日の船橋競馬で、前代未聞の乗り替わりが発生した。中野省吾騎手(25)が騎乗予定だった11Rクインザヒーロー、12Rアナザフォーがそれぞれ騎手変更となった。
同騎手は5Rで騎乗停止処分になったが、その理由は、レース中に同騎手をかみにきた他馬をむちでたたいたというもの(むちの不当使用)。かみにきた瞬間にこれを制するために使用したものなら不可抗力だが、下がり始めた該当馬を、後ろを向いてたたいたことが処分の対象となった。
この処分に同騎手は大きな衝撃を受け、以後のレースは騎乗できない旨を申し出た。これに対し、裁決が「その状態では公正保持ができないと」判断。乗り替わりとなった。