<紫苑S>◇9日=中山◇G3◇芝2000メートル◇3歳牝◇出走18頭◇3着までに秋華賞優先出走権

 直線で外から伸びた1番人気のディアドラ(橋田)がゴール寸前で差し切り、重賞初勝利を飾った。勝ちタイムは1分59秒8。札幌のHTB賞に次ぐ連勝で、秋華賞(G1、芝2000メートル、10月15日=京都)に弾みをつけた。タイム差なしの惜敗だった2着カリビアンゴールド(小島太)、3着ポールヴァンドル(上原)までが秋華賞の優先出走権を手に入れた。

 外枠の不利をはね返し、ディアドラが強さをみせつけた。道中は中団後方を追走。馬群の固まった4角では、内から7、8頭分も外を回る距離ロスがあった。だが、桜花賞、オークスでも最速上がりをマークした豪脚はまったく鈍らない。内ポールヴァンドルとの併せ馬の形で最後まで加速。先に抜け出していたカリビアンゴールドをゴール寸前できっちり捉えた。

 鼻+鼻差の接戦を制した岩田騎手は「あんだけ外を回ってですからね。接戦以上に強いレースをしてくれた。勝ちみに遅い馬だったが、夏を乗り越えて力をつけている」と胸を張った。来週のローズSでは皐月賞でもコンビを組んだファンディーナに騎乗。同馬次第で秋華賞でディアドラに乗るかは流動的な状況だが、成長が頼もしそうだった。

 春は綱渡りでのG1出走。桜花賞(6着)はアネモネS2着で権利を取っての滑り込み、オークス(4着)も矢車賞を勝って中1週の強行軍だった。だが、秋華賞は準備万端での参戦になる。橋田師は「札幌、中山と使ったのはコーナー4つの舞台で走らせたかったから」と笑顔。京都内回りで行われる本番を見据えたローテを連勝で飾り、3冠最終戦の有力候補に名乗りを上げた。【高木一成】

  1. 極ウマくんの星占い
  2. 16年ぶりJRA女性ジョッキー藤田菜七子まとめ