<函館スプリントS>◇18日=函館◇G3◇芝1200メートル◇3歳上◇出走13頭

 北村友一騎手(30)騎乗の3番人気ジューヌエコール(牝3、安田隆)が1分6秒8のコースレコードで快勝し、重賞2勝目を飾った。昨年のソルヴェイグに続き、軽量50キロの3歳牝馬が勝利した。高松宮記念覇者で1番人気のセイウンコウセイ(牡4、上原)は4着に敗れた。

 前半3ハロン32秒2の激流が新たなスプリント女王候補を生んだ。早々に決まった武豊シュウジ、G1馬セイウンコウセイの並び。隊列の中団6番手を進んだジューヌエコールは直線で人気2頭の外を並ぶ間もなく抜き去った。「いい脚でした。伸びてくれると思って乗っていました」と北村友騎手。大跳びのフットワークで後続を引き離し、レコード決着で2着キングハートに2馬身半差をつけた。

 1200メートル未経験の馬が函館SSを勝ったのはレース史上初めてだ。ロードカナロア、11年のこのレースを制したカレンチャンなど数々の名スプリンターを育ててきた安田隆厩舎。見事な戦略が快勝劇を生んだ。北村友騎手は「開幕週でレコードの決着が多かったし、速くなるだろうと思って、流れには乗りたかった」と振り返る。安田翔技術調教師は「結果は分からないけど、調教で最後まで脚を使うようになってきた。強い馬に前で残られたら仕方がないとジョッキーと作戦を組み立てた」と振り返る。スタートから押していかず、リズム重視でポジションを確保。ゴール前は流しているように見えるほど、余裕があった。

 デビュー3連勝でデイリー杯2歳Sを勝った素質馬。しかし阪神JF(11着)、フィリーズR(4着)、桜花賞(9着)で3連敗。北の玄関口、函館で復活ののろしを上げた。同騎手は「まだ気性面で成長してほしいところがあります」と課題を挙げる一方で、安田翔技術調教師は「水分を含んでいる馬場で勝っていた馬なので」と高速決着の勝利を喜ぶ。今後は未定。サマースプリントシリーズ初戦を制し、ジューヌエコールの動向は注目だ。【木南友輔】

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