<宝塚記念:1週前追い切り>

 宝塚記念(G1、芝2200メートル、25日=阪神)の1週前追い切りが14日、栗東トレセンで行われた。昨年の年度代表馬で今年もG1連勝中のキタサンブラック(牡5、清水久)はCウッドで6ハロン79秒1-12秒4と動き、3頭併せで最先着。春G1・3連勝へ好気配だ。

 優雅な動きだ。キタサンブラックはパリンジェネシス(3歳未勝利)、ウィズ(2歳新馬)に胸を貸して3頭併せを行った。道中は2頭を追いかけ、直線で外へ。しばらく2頭を後方から見守ると、大きなストライドですいすいと加速し最先着した。黒岩騎手(レースは武豊騎手)が「時計を出して、という指示だった」と話すとおり、全体時計も6ハロン79秒1-12秒4と速い。「テンが速かった分、しまいはちょっと甘くなったけど。全体も80秒を切るくらい。あとは本番までサラッとやればいいと思う」。この馬の追い切りに騎乗し続けてきた仕事人の笑顔が頼もしい。

 貫禄にゆとりが加わった。前走は天皇賞・春をレコード勝ち。その後の放牧で心身のリセットを促したことが効いている。厩舎の洗い場に戻ったブラックの目は、追い切り直後とは思えないほどトロンと穏やか。「数字は変わっていないけど、馬体がふっくらしている感じがある。おとなしすぎると感じるくらいに落ち着いている」。ニンジンを差し出す黒岩騎手もにこやかだ。

 新設された大阪杯からの春G1・3連勝に王手をかけた。ファン投票では昨年のこの舞台から3期連続の1位。地位は揺るぎない。だからこそ背負う使命もある。清水久師は正面から受け止める。「去年(3着)は悔しかった。そこから、ひと回り成長していますので。ファン投票1位に応えたいですね」。期待に応え続けてきたスーパースターを信じるからこそだ。

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