<東京5R>◇11日=東京◇2歳新馬◇芝1800メートル◇出走15頭

 東京5Rの新馬戦で、5冠牝馬アパパネの第2子となるジナンボー(牡、堀、父ディープインパクト)が、デビュー勝ちを飾った。勝ちタイムは1分49秒9。道中2番手から力強く抜け出し、2着には2馬身半差をつけての完勝。ミルコ・デムーロ騎手は「今日は初戦ということもあって、序盤は頭を上げて走っていたけれど、あとは集中して走ってくれた」と振り返った。

 デビュー前から期待されていた良血馬。早期にデビューを飾れたように、ここまでは順調に調整されてきた。森助手は「実戦で気性面をうまくコントロールすることができれば」と課題を挙げていたが、鞍上が巧みに押さえ込んだ。「すごく真面目な馬。距離は今日の感じだと(延びても)大丈夫と感じた。素質を感じます」。M・デムーロ騎手も将来性を高く評価する。

 前日の東京6R(3歳未勝利)では、全兄モクレレ(牡3、国枝)が右第1指骨骨折から復帰し、4カ月の休養明けで5着と能力を見せた。その翌日に弟が新馬勝ち。父母合わせて12冠という超良血馬は、今後もさらに注目されそうだ。【三上広隆】

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】