藤田菜七子騎手(19)は15日、JRA交流競走の行われた盛岡競馬場で8鞍に騎乗し、4R(ダート1400メートル)ホホエムオンナで岩手競馬初勝利、メインの11Rアンタレス賞(芝1700メートル)をウインティアラで逃げ切って、1日2勝を挙げた。
盛岡は昨年5月16日以来、2度目の参戦。4Rで騎乗した2番人気ホホエムオンナは大外枠から先行し、直線の追い比べを制した。この日、最後の騎乗となったウインティアラは果敢に先行し、直線で後続を突き放す4馬身差の完勝だった。
競馬場のレース番組にゲストで出演した師匠の根本師は芝の道悪馬場の乗り方についてのアドバイスを披露。「静かに(競馬へ)集中できるように応援していただいている。ありがたいこと」と、デビュー2年目の愛弟子へ向けた声援に感謝の言葉を口にした。藤田騎手は、16日は川崎で騎乗する。