昨年の最優秀2歳牡馬サトノアレス(牡3、藤沢和)がダービー(G1、芝2400メートル、28日=東京)を回避することが10日、決まった。
皐月賞11着後に放牧へ出され、9日に美浦へ帰厩。出否は未定とされてきたが、疲労回復を優先。今後の選択肢として米国遠征プランが浮上している。候補は招待競走のベルモントダービー(G1、芝2000メートル、7月8日=米ベルモント)。芝路線の手薄な北米だが、総賞金が120万ドル(約1億3200万円)と高額で欧州馬の参戦もある。「左回りで条件もいいし、賞金が高いのも魅力」(藤沢和師)。国内なら巴賞(オープン、芝1800メートル、7月2日=函館)が視野に入る。