<中山6R>◇1日=中山◇ダート1800メートル◇3歳◇出走16頭

 JRA史上初となる親子4騎手の共演が1日、中山競馬で実現した。6Rの3歳未勝利戦(ダート1800メートル)で木幡親子4人が初めてそろい踏み。次男の巧也騎手(20)が手綱を取った4番人気リョウランヒーローが中団から最速上がりで伸びて2着と、親子で最先着を果たした。父初広騎手(51)のシンボリスーマランも12番人気で6着と健闘。長男初也騎手(21)のコスモフリオーソは13着、三男育也騎手(18)のシバクサは16着だった。

 騎乗を終えた4人はカメラマンの求めに応じて、照れくさそうに肩を組んだ。最先着の巧也騎手は「4人で乗れてうれしかった。2着という結果だったので、ここまできたら勝ちたかった」と喜びの中にも悔しさをにじませた。一方、12番人気の伏兵を6着に導いた父は「この日が来るのを楽しみにしていた」と感無量の表情。「(3人が)気にならないと言ったらうそになる。1コーナーで初也と巧也を見たし、3コーナーで育也も見た。4人一緒にレースできるなんてなかなかないからね」と言葉を続け、目を潤ませた。【山田準】

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