<マーチS>◇26日=中山◇G3◇ダート1800メートル◇4歳上◇出走16頭

 激しい追い比べを演じた木幡親子に大声援が送られた。道中は父の初広騎手が手綱を取ったアスカノロマンが2番手を進み、それを見る形で次男巧也騎手のディアデルレイが4番手。親子ワンツーへ絶好の展開だったが、最後は勝ち馬に間を割られ、ディアデルレイが2着。アスカノロマンが5着だった。

 重賞初制覇を逃した息子は「ペースが速かったのでこれ以上差を詰めなくていいと思った。もう少しどこかで脚をためられていれば」。一方の父は「初めて乗ったが、強気の競馬をというリクエスト。力的に押し切れると思った」と淡々。重賞親子ワンツーの快挙は持ち越された。

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