<フラワーC>◇20日=中山◇G3◇芝1800メートル◇3歳牝◇出走13頭

 衝撃の3連勝だ。断然人気のファンディーナ(高野)がレース史上最大着差となる5馬身差の圧勝劇を演じ、一気にクラシック戦線の主役級に躍り出た。勝ちタイムの1分48秒7もレースレコード。今後のローテは未定で、桜花賞(G1、芝1600メートル、4月9日=阪神)、オークス(G1、芝2400メートル、5月21日=東京)、そしてダービー(G1、芝2400メートル、同28日=東京)など選択肢は多く、今後の動向が注目される。

 次元が違った。ファンディーナが直線入り口で勝利を決定づけた。2番手追走から岩田騎手が軽く仕掛けただけで先頭に立つと、後は馬自身が一気に後続を突き放す。鞍上は直線の急坂よりかなり前にターフビジョンで勝利を確信。最後は流してフィニッシュした。

 それでも着差はレース史上最大、走破タイムはレースレコードだ。下馬した岩田騎手は「思った通りに走ってくれた。期待通りに成長している」と、汗一つかかず、息も弾ませず振り返った。早め先頭の内容については「完歩数が違う(跳びが大きい)のでね」と規格外を強調。「スッと反応してくれたし、レースにいったら言うことを聞いてくれる。次へ期待が高まります」と最大限の賛辞を贈った。

 デビューから京都で連勝中も、初の長距離輸送、コース、スタンド前発走、コーナー4回、直線の坂など、クリアすべき課題は多かった。だがそれも杞憂(きゆう)。完勝を見届けた高野師は「すべてが経験できて良かった。輸送後のテンション、カイバ食いなど全く問題なかったことが一番の収穫」と笑顔を見せた。

 気になる今後については明言を避けた。中2週で距離短縮となる桜花賞になるのか、そこをパスしてオークスを目標にするのか。あるいは登録のあるダービーに照準を合わすのか。すべては今後の状態とオーナーの意向次第になる。「当歳から見ているけど、いい成長をしている」。次走は未定も、夢が広がったことだけは確かだ。【栗田文人】

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