<スプリングS>◇19日=中山◇G2◇芝1800メートル◇3歳◇出走11頭◇3着までに皐月賞の優先出走権

 松岡正海騎手(32)が手綱を取った5番人気ウインブライト(牡3、畠山)が直線で抜け出し、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分48秒4。馬群の後方から最速タイの上がり35秒5をマーク。朝日杯FSの1、2着馬など同世代のライバルをねじ伏せ、皐月賞の優先出走権を獲得した。昨年の最優秀2歳牡馬サトノアレス(牡3、藤沢和)は4着に敗れた。

 混戦を断ち切ったのはウインブライトだった。後方集団追走から、4コーナーで大外一気に進出。先に抜け出したプラチナヴォイスをラスト50メートルで捉えると、最後は2頭の間を伸びたアウトライアーズを半馬身差で抑えた。殊勲の松岡は「ソラを使う馬で、一生懸命追った。ずっと課題だった、折り合いつけて、しまいを伸ばすレースができた」と満面の笑みだ。

 13年NHKマイルC(マイネルホウオウ)以来、JRA重賞4勝目の畠山師も喜びを隠せない。15年の阪神JF2着馬で、牝馬クラシック3戦に駒を進めた全姉ウインファビラスと比較して「同じ時期のお姉さんの方がしっかりしていたよね」と分析。「ジョッキーもしきりに緩さを感じている中で、これくらい走ってくれるんですから。どれくらい強くなるのか楽しみ」と続け、相好を崩した。

 強豪相手の快勝で、皐月賞の有力候補の1頭に躍り出た。師が「もう1ハロン延長は問題ない。守備範囲」と言えば、松岡も「初めて乗った時からすごく走ると期待していた。楽しみですね」と声を弾ませた。混戦の皐月賞戦線に、楽しみな関東馬が名乗りを上げた。【山田準】

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