<阪神大賞典>◇19日=阪神◇G2◇芝3000メートル◇4歳上◇出走10頭

 やっぱりめちゃ強い! 3000メートルの長丁場を制したのは、単勝1・1倍の圧倒的1番人気サトノダイヤモンド(牡4、池江)。後方外めから堂々と抜け出し、4連勝。有馬記念からさらに成長した姿を披露した。この後はこのまま栗東に在厩させて、予定通り4月30日京都の天皇賞・春(G1、芝3200メートル)でG1・3勝目を目指す。

 2017年も文句なしの強さ。仁川に集った大勢のファンからも感嘆の声が漏れる。単勝1・1倍のサトノダイヤモンドが王者の貫禄を見せつけた。

 3分2秒6のダイヤ劇場だった。五分のスタートを切って、1周目の正面スタンド前は後方3番手を追走。やや行きたがるそぶりを見せたものの、しっかり脚を温存させて4角へ。先に抜け出しをはかるシュヴァルグランを見ながら、勢いよく直線に入った。外から昨年の覇者をあっさりかわし、右ステッキを入れるともうひと伸び。1馬身半差で、余裕のある様子でゴールした。

 古馬になって最初のレースだったが、相変わらずの強さ。ルメール騎手もホッと胸をなでおろす。「今年も強いです。いつもサトノダイヤモンドに乗るのは、とても気持ちいい」。有馬記念を勝ってから約3カ月空いたが、心身ともに成長していた。体重はプラス4キロだったが、全体的に体つきがたくましくなり、走りに迫力も増した。3歳時は装鞍所でじだんだを踏んだり、返し馬でスパートすることもあったが、この日は古馬らしく終始落ち着いていた。「精神的に大人になりましたね」と池江師も成長に目を細める。天皇賞・春では、もっと強いところを披露できるだろう。「1回使ってグンと変わるタイプ。上積みは相当あると思う。視界良好」と師もにっこり。このまま在厩させて、本番へと向かう。

 世界中の強豪に乗ってきた鞍上も、愛馬の将来を思うと胸が高鳴る。「シュヴァルグランはとても強い馬だけど、今日は楽に勝ちました。今年最初のメインターゲットが天皇賞・春。次も楽しみ」と鞍上。ダイヤモンドの宝石言葉は「至宝の輝き」。馬名の通り、日本競馬の宝となりそうだ。【平本果那】

 ◆サトノダイヤモンドの今後の予定 今年前半の最大目標は天皇賞・春で、状態を見ながら宝塚記念に使うかどうか決められる。秋はフォワ賞をステップに、日本馬悲願の凱旋門賞制覇を目指す。

 ◆3連単最低配当 1→2→5番人気の決着で、阪神大賞典の3連単は740円。12年ローズS(ジェンティルドンナ→ヴィルシーナ→ラスヴェンチュラス)の800円を更新し、JRA平地重賞における3連単の最低払戻金となった。

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