G1初挑戦となるエイシンバッケン(牡5、中尾)は、15日の最終追いでは自己ベストとなる坂路4ハロン52秒0をマーク。
担当の柴田厩務員は「追い出してからの重心が低く、まったくぶれていない。おお、ええなと思った」と言う。前哨戦の根岸Sは3着。直線で前が壁になるシーンがあり、進路を切り替える場面もあったが、ゴール手前では馬の間を割って伸びた。
前走後はさらに状態が上向いた。レース翌週には体が増えていて「使って減らなかったのはいい」。今週の追い切り後の馬体重は532キロで、前走時からプラス6キロ。ダート1600メートルは初めてだが、東京ダートは【1・1・2・0】と得意舞台。一発がある。