昨年末で引退し、種牡馬入りしたG1・6勝馬モーリス(牡6)が、今夏オーストラリアでも種付けを行うことが30日、分かった。吉田勝己ノーザンファーム代表が明かした。同馬はすでに試験種付けを終え、シーズン本番に備えている状況。国内で一定数の交配を終えた8月ごろに、シャトル種牡馬として海を渡る予定となっている。

 日本での種付け料は初年度の今年が400万円に設定されたが、オーストラリアでは30万豪ドル(約260万円)になる見通し。吉田代表は「ずっと前から種牡馬になったら向こうに連れて行きたいと思っていた。オーストラリア産馬がたくさん走っている香港でG1をいくつも勝っているので、需要は確実にある」と話した。17年はG1・7勝馬ジェンティルドンナなどの名牝級をはじめ、日豪合計で200頭以上の交配が見込まれている。

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