<追い斬り激論:朝日杯FS>

 朝日杯FS(G1、芝1600メートル、18日=阪神)の追い切りが14日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」は、G1昇格後の牝馬初Vを狙うミスエルテ(池江)について、ベテラン岡本記者と若手の柏山記者が舌戦を繰り広げた。「勝つ」という岡本に対し、柏山は「危険な人気馬」と断言。軍配はどちらに・・・。

 岡本 阪神JFのソウルスターリングは正直、思っていた以上に強かった。朝日杯FSもフランケルの娘が勝ちそうやな。

 柏山 えっ、そうですか。僕はソウルスターリングとはちょっと違うと思いますよ。

 岡本 もちろん、別の馬だから違うのは当たり前だけど具体的にどこが違う?

 柏山 ソウルスターリングの方が、体がどっしりとしていて現時点での完成度が高そうだし、レース運びも上手に見えます。

 岡本 ミスエルテはファンタジーSで出遅れたけど、あれはたまたまやろう。顔を横に向けた時にスタートを切られたらしい。新馬戦では無難なスタートを切っていた。3角最後方から差し切ったことを評価すべきだと思うけどな。

 柏山 それはそうなんですが、スピードがありすぎるんじゃないかと。僕はこの馬のベストは1400メートル以下だと思っています。フランケルは14戦14勝ですが、マイル戦が一番強かった。牡馬でどっしりとしていた父親でもそうだから、まだ線が細くていつもテンションが高い娘は、トップレベルのマイル戦では苦労しそうです。池江師も「マイルはギリギリ」と言っていました。

 岡本 でも、スピードがある馬は、無理をしないでも速く走れるからな。それが距離の持続力につながると思うよ。

 柏山 ちなみにソウルスターリングの母スタセリタは仏オークス(芝2100メートル)やヴェルメイユ賞(芝2400メートル)など長い距離でG1を勝っているんです。でも、ミスエルテの母ミスエーニョが勝ったデルマーデビュータントSは約1400メートルですよ。

 岡本 確かに最終追い切りが終わるまでは、引っ掛かって自滅しないか心配だった。1週前追い切りは折り合いも欠き気味だったし。でも、最終追い切りを見て大丈夫と思った。馬の後ろにつけたら我慢できていたし、その分、直線の伸びも先週とは全然違った。馬なりでラスト11秒6は速い。S評価を打ったよ。池江師も「折り合った分、今日の伸びは良かった」と言っていた。火曜日にこの馬を見たけど、テンションの高さは先週より、ましだったよ。

 柏山 でも今回の相手はほとんどが牡馬ですからね。リスクを冒して、上位人気が間違いなしの馬を買うのはいやですね。

 岡本 ここまでの2戦はムチを使わずに勝っている。それだけの馬に牡馬も牝馬もないと思う。もっと牡牝の差が開くはずの古馬戦でも、最近は牝馬が頑張っている。人気うんぬんより、勝つと思う馬を買うべきやな。

 柏山 勉強になります。でも逆らいたい・・・。

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