【シャンティイ(フランス)28日=木南友輔】凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=シャンティイ)の取材を続ける「番記者」木南友輔は、地元メディアから衝撃の発言を聞き出した。「マカヒキ(牡3、友道)が、同じ日本ダービー馬キズナのレベルなら勝てる」。リップサービスか それとも本音か? 今日29日には、いよいよ出走馬が確定する。

 木南 ブックメーカーでは1番人気ポストポンド、追う2番人気がマカヒキ。5戦連続G1・2着のファウンド、英愛ダービー馬のハーザンド。皆、無事に最終調整を終えたようだ。

 ピエール・ラピアトリックス記者(ジュールド・ギャロ紙) 個人的にはっきり言わせてもらうと、今年のメンバーに凱旋門賞の勝ち馬はいない。勝つべきはずのラクレソニエールが回避してしまったからね。ショックだ。そのくらいあの馬は強かったと思ってる。

 木南 どの馬にもチャンスがあるということだね。

 同記者 3歳時のトレヴのような馬はいなくなった。13年はトレヴが5馬身引き離して勝ったけど、2着オルフェーヴル、3着の仏ダービー馬アンテロ、4着だった日本ダービー馬キズナ、この3頭は勝つだけの力があったと思っている。今年は、マカヒキが同じダービー馬キズナのレベルなら勝てる。どうしても勝てないという馬はいない。

 木南 ニエル賞の印象は?

 同記者 オルフェーヴルがフォワ賞を勝ったときはもう少し着差があった(12年は1馬身差、13年は3馬身差でV)。ただ、マカヒキは首差だったが、着差は必要ない。前哨戦としては十分だと思う。

 木南 ずばり、勝つのはどの馬だと思ってますか?

 同記者 普通はポストポンドだけど、マカヒキは皐月賞、ダービーのレースも見たけど素晴らしい馬。ニエル賞からの上積みもあるだろう。負かす可能性は大きい。凱旋門賞の日は競馬メディア以外の人、普段競馬を見ない人もみんなが注目する。素晴らしい日になるよ。

 ◆13年凱旋門賞 3歳牝馬トレヴが圧勝した。後方から外めを徐々に進出、残り400メートルで追い出すとあっさり抜け出し、後続を5馬身ちぎった。勝ち時計は2分32秒04。オルフェーヴルは馬群を割って伸びたが、前年に続く2着。好位の外を進んだキズナは直線で伸び切れず、4着だった。

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