藤田菜七子騎手(18=根本)が28日、東京2RのネイチャーポイントでJRA4勝目を挙げた。所属する根本厩舎の管理馬での初Vに「何より根本先生の馬で勝ててうれしい」と笑顔。師匠の根本師は「あー、やっと自厩舎で勝てたよ」とほっと胸をなで下ろした。

 直線で豪快に追い込んだ。内で粘るシングンガガに離れた外から迫り、並んでゴールに飛び込んだ。「歓声は聞こえたけど(勝ったのか負けたのか)どっちの意味なのかな・・・と。すぐには分かりませんでした」。ターフビジョンで勝利を確認し、検量室前では厩舎スタッフと固く握手、右手で小さくガッツポーズを作った。JRAデビュー戦で2着に敗れた相棒とつかんだ、特別にうれしい1勝だ。

 最高の流れでダービーデーを迎える。府中で3鞍に騎乗し、12R目黒記念のサイモントルナーレで2度目の重賞にも挑戦する。「1枠(1番)、いいですよね。頑張ります。お客さんも多そう。楽しみです」。夢の一日を待ちわびた。

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