今週の日曜東京メーンは共同通信杯(G3、芝1800メートル、14日)が行われる。

 関西馬を迎え撃つ関東の総大将が新馬、ホープフルSを連勝した大器ハートレー(牡3、手塚)だ。黒に赤十字のタスキ。昨年の2冠馬ドゥラメンテと同じサンデーレーシングの所有馬であり、同じく生産者リーディング5連覇を果たしたノーザンファームの生産馬。さらに、初白星を挙げたときの鞍上がライアン・ムーア、そして、クラブの募集総額が1億円(40口×250万円)という設定なのも2冠馬と共通だ。

 前走後は短期放牧を挟み、1週前追い切りも順調にこなした。「前運動も馬場に入るときも余計なしぐさをしなくなりました」と担当の中條助手。驚かされるのはレースよりもレース後の立ち振る舞いだという。「自分も騎手も興奮しているんですけど、この馬はまったく興奮しないし、息が上がってない。ピタッと立ち写真を決めるんです」。前走の鞍上ボウマンは父ディープインパクトを思わせる「飛んだ」という表現で絶賛した。今回はベテラン横山典にその手綱が託される。ここは通過点。無敗で駆け抜け、主役となってクラシックへ乗り込みたい。【木南友輔】

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