7日の東京新聞杯(G3、芝1600メートル)で1番人気ダッシングブレイズ(牡4、吉村)に騎乗した浜中俊騎手(27)が落馬し、府中市内の病院に救急車で搬送された。

 検査の結果、左橈骨(とうこつ)遠位端骨折、左第2指中手骨骨幹部近位骨折、左第4指基節骨基部骨折、左第4指中手骨頚部骨折と4カ所の骨折に、脳しんとうと診断された。長期離脱の可能性も出てきた。

 最後の直線で残り400メートルを切ってエキストラエンドの横をすり抜けようとした時に馬が内ラチに接触。バランスを崩し、もう1度内ラチに激突した時に鞍上の体が浮き、内ラチを乗り越えて地面にたたきつけられた。JRAによると「救護室内では意識があったが、まだボーッとしていた」という。内柵に接触しバランスを崩して落馬したとして、浜中騎手には5万円の制裁金が科された。ダッシングブレイズに異常はなかった。

 浜中騎手は1月24日の中京1Rでも騎乗馬が外に逃避し、外ラチまで飛ばされ、左上腕を打撲。しかし同31日にはシルクロードSをダンスディレクターで制すなど鉄人ぶりを見せていた。

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