<ホープフルS:追い切り>

 日曜中山のホープフルS(G2、芝2000メートル、27日)に出走するバティスティーニ(牡2、松田国)が、無傷の3連勝で重賞初制覇を狙う。23日はCウッドでルメール騎手を背にナンヨーマーク(古馬1000万)と馬なりで併入。時計は6ハロン84秒0-12秒9と、馬場状態を考慮すれば上々だった。

 松田国師は「最初に半馬身差をつけるというテストができた。今日の調教で、ルメールも安心したんじゃないかな」という。初戦は早めに先頭に立ってそのまま押し切り、2戦目は後方から直線だけで後続をちぎった。いずれもインパクト抜群の勝ちっぷりだったが、まだ粗削りな面も多い。「中山の2000メートルで折り合いがつけば、あんな乱暴な競馬をしなくてもいいと思います」。皐月賞を見越し、デビュー以来一貫して2000メートルを使われてきた。まずはその成果を見せる時だ。【中上博】

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