<全日本2歳優駿>◇16日=川崎◇統一G1◇ダート1600メートル◇2歳◇出走11頭

 単勝1番人気のサウンドスカイ(牡、佐藤正、父ディープスカイ)が直線で抜けだし、2着に1馬身半差をつけて快勝した。勝ち時計は1分43秒1。これでダート路線変更後、4連勝。重賞連勝でのG1制覇となった。

 初のナイター、長距離輸送も関係なかった。戸崎騎手は「最初は少しナイターに戸惑っていた感じだった」と振り返る。言葉通り、1角に入るときは、少しむきになった。だが、それも向正面まで。そこから落ち着きを取り戻すと、手応えを感じていた。「切れ味を持っているし、いい末脚がある」と、戸崎は自信を持って直線に入った。短い直線でも伸びてきた。最後は余裕を持ってのゴール。「本当に競馬が上手」と感嘆していた。

 佐藤正師もあらためてこの馬の強さに驚いていた。「ダートになってから、あれよあれよという間にここまで来た。今回は強い馬がそろっているので、厳しいかなと思っていた。本当にびっくりしている」。9月27日にダートの未勝利戦を勝ってから、わずか4戦での頂点。次走は未定だが、来年の3歳ダート戦の主役になることは間違いない。【三上広隆】

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