昨年の天皇賞・秋を制したスピルバーグ(牡6、藤沢和)の電撃引退が4日、管理する藤沢和雄師(64)から発表された。連覇を狙った1日の天皇賞は直線で内を狙ったが、末脚不発で10着に敗れていた。秋2戦の走りから山本英俊オーナーと話し合い、決定した。

 藤沢和師は「オーナーと話して、らしくない競馬が続くなら潮時なのではという話になった。体が競走馬らしくない作りになってきていてたし、気持ちも乗らなくなっていた。燃え尽きたのかも」と話した。今後は種牡馬となる。繋養(けいよう)先は未定だが、山本オーナーはこの馬につけるように海外から数頭の繁殖牝馬を購入したという。師も「ディープ産駒の中では大きな子だった。血統もしっかりしているし、早い時期から活躍できた。種牡馬もシビアな世界。頑張ってほしい」と今後の活躍を期待する。

 通算18戦6勝。重賞勝ちは昨年の天皇賞・秋。今年6月には英G1プリンスオブウェールズSに参戦し6着だった。

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