名種牡馬エンパイアメーカー(牡15)がアメリカに再輸出されることを9月29日(日本時間同30日)、ブラッドホースなど複数の海外メディアが報じた。繋養(けいよう)先は北米リーディングサイアーのタピットがいるケンタッキー州のゲインズウェイファーム。今年37年ぶりに誕生した米3冠馬アメリカンファラオ(父パイオニアオブザナイル)の祖父にあたる同馬を熱望する米国生産界のオファーが理由とみられる。

 同馬は03年のベルモントSの覇者。米国での種牡馬入り後にG1馬を多数輩出し、日本でも持ち込みのフェデラリストが中山金杯、米国産のイジゲンが武蔵野Sを制するなど、注目されていた。10年に所有するジュドモントファームから日本軽種馬協会が購入。11年から静内種馬場で繋養され、5年目に入っていた。今年の種付料は350万円。国内供用後の初年度産駒(現3歳世代)は、ワンダーアツレッタが今年の皐月賞に出走を果たしている。

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