<新潟記念:追い切り>

 新潟記念(G3、芝2000メートル、6日)でトップハンデ58キロを背負う7歳馬ダコール(牡、中竹)は、水分を含んで力を要す坂路で追われ、4ハロン52秒4-13秒4でまとめた。小牧騎手は「良かったよ。最後の方は耳を絞っていたけど、タイムを見ると動いているね。調子は良さそう」と好気配をアピールする。

 鞍上が末脚をためにためた前走新潟大賞典で念願の重賞初勝利。「前走と同じように末脚を生かすレースができれば。内容も強かったよ」と重賞連勝を誓う。約20分前に追い切りに騎乗した小倉2歳Sのシュウジは、岩田騎手に乗り替わることになった。体が2つ欲しいところだけに、何としてもダコールで勝ち負けを演じたい。

 稽古を見守った中竹師は好走の鍵について「要は天気。結果が出てなかった時は雨に泣かされていた。僕の感覚的には9割ぐらい雨だったよ」と話し、週末の晴天を願う。

 新潟競馬が再開された1965年(昭40)に創設された新潟記念は、由緒あるタイトル。第1回はシンザンのライバル、ウメノチカラが勝った。50周年の今年、春の新潟2000メートルを制したこのディープ産駒こそ、勝者にふさわしいのかもしれない。

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