<京大柏山Vの公式:オークス>

 レッツゴードンキ(牝3、梅田)の2冠だ。「京大柏山Vの公式」はオークス過去10年の1000メートル通過タイムを分析。(1)が折り合い、800メートルの距離延長もこなせるとみた。

 最高級の◎レッツゴードンキの2冠達成だ。この馬に、距離不安はない。

 「距離不足」「距離超過」の2つに大別される距離不安。状況は、このいずれかによって大きく異なる。

 「距離不足」はやっかいだ。距離短縮で速くなるペース。平均速度を上げつつ、脚を残すことが求められる。負荷は肉体面にかかり、対応は困難。ヴィクトリアマイル6着のヌーヴォレコルトは、その典型例だ。

 これに比べ、「距離超過」は乗り越えやすい。天皇賞・春を見ても、カレンミロティック(3着)、ラストインパクト(4着)と中距離の実績馬が好走した。2頭の共通点は、うまく折り合いがついたこと。距離を走りきるスタミナより、むしろ距離なりの緩いペースで我慢できるかどうか。精神面によるところが大きい分、猶予があるわけだ。

 この観点で言えば、ドンキの不安は一掃される。1000メートル通過62秒5の桜花賞。同日の未勝利より遅いこの数字にこそ、価値がある。近10年、オークスの平均1000メートル通過は60秒3。今年の桜花賞はオークスの平均より2秒以上も遅い。つまりドンキは、2400メートルはおろか、それ以上の距離に当たるペースでも折り合える・・・。既に証明しているのだ。

 1度後続を引きつけ、瞬発力で再び突き放した。手綱を緩め、ガソリンはたっぷり残った。レース運びひとつ見ても、マイルで止まる馬ではない。「もう少し、みんなほめてくれてもいいのになぁ」と梅田師。その願いが、今かなう。単勝(1)。馬連(1)-(4)(5)(6)(7)(10)(13)(14)。

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