<ダービー:1週前追い切り>
3歳牡馬の頂点を決めるダービー(G1、芝2400メートル、31日=東京)の1週前追い切りが21日、東西トレセンで行われた。皐月賞6着のサトノクラウン(牡、堀)は単走で追われ、気配は良好だ。
サトノクラウンは、雨の降る朝の美浦ウッドで単走馬なりの調整を行った。脚さばきは軽やかで、直線に入っても鞍上は手綱を持ったまま。最後まで伸びやかなフットワークを保ち、5ハロン70秒3-13秒1の時計をマークした。
14日に行ったドゥラメンテとの2週前追い切り後、橋本助手は「思ったより気が入った。顕著に反応している部分がありましたから」という。皐月賞は1週前、当週とやや攻めすぎたことも考慮して、この中間はセーブ気味の調教を心がける。単走、馬なりは思惑通り。同助手も「先週の分、今週は控えました。もう少ししまいを動かしても良かったですが、まずまず順調に来ていると思います」。1番人気で6着に敗れた皐月賞からの巻き返しに、陣営も手応えありだ。