右前脚の繋靱帯(じんたい)炎、種子骨靱帯炎のため、現役を引退したハープスター(牝4)が10日、キングカメハメハと交配を行ったことが分かった。母ヒストリックスターは、2冠馬ベガが残した唯一の牝馬。同馬は、その血を継ぐ貴重な存在でもある。種付けシーズン中ということもあり、引退直後の交配に踏み切った。ノーザンファームの吉田勝己代表は「この牝系だからね」と話す。

 キングカメハメハ産駒は2月1日の京都、東京で計11勝のJRA新記録。桜花賞、皐月賞も勝利するなど、今年は種牡馬リーディングを快走中だ。「サンデー系なら、おのずと相手はこうなる」(同代表)と即決された。後方一気の豪快なスタイルで、ファンを魅了したハープ。無事に受胎、来年誕生となれば、産駒は早ければ18年にデビューを迎える。

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