<クイーンエリザベス2世C>◇26日=香港シャティン◇G1◇芝2000メートル◇4歳上◇出走12頭

 海外で初G1制覇ならず。初の海外遠征に臨んだステファノス(牡4、藤原英)が、2着に健闘した。

 万事休すか-。直線残り400メートル。福永騎手はしびれる手応えを感じて5番手のインから勝負に出た。だが、進路が見つからない。外へ、内へ。ゴールが迫る。残り200メートルでやっと道が開けた。最後のひと伸びは人馬の執念。2着以下4頭が横並びの接戦で、ステファノスが意地を見せた。

 勝ち馬には屈したが、ほめられる奮闘だ。福永騎手は「4コーナーでスペースがあればという思いはあるが、馬は頑張っているし、良い走りを見せてくれた。またチャレンジしたいと思わせる内容でした」と語り、藤原英師も「接戦の2着をものにできたということは力をつけている証拠。またチャレンジしたい」と再挑戦を誓った。勝ったのは地元馬ブレイジングスピード(せん6)。勝ち時計は2分2秒89だった。

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